2021年度大学選手権

日付 12/12 12/18 12/25
3回戦 4回戦 準々決勝
相手 朝日大 大東文化大 帝京大
スコア 46-7
24-0
22-7
31-29
20-12
11-17
24-76
5-45
19-31
場所 花園 花園 秩父宮
1 山本② 山本② 山本② 杉山
2 西濱② 鈴木④ 西濱② 鈴木④ 西濱② 鈴木④
3 李③ 西口④ 李③ 李③ 西口④
4 依藤④ 小菅④ 依藤④ 依藤④ 小菅④
5 南④ 南④ 南④
6 久保① 梁本③ 梁本③
7 小島③ 小島③ 馬渡③ 小島③ 馬渡③
8 梁本③ 石井② 木原④ 木原④
9 田村④ 新和田③ 新和田③ 福岡② 田村④ 新和田③
10 嘉納②K 嘉納②K 嘉納②K
11 福田② 倉岡④ 和田④ 芦塚② 和田④
12 岡野② 岡野②  市川② 岡野② 市川②
13 稲吉④ 市川② 稲吉④   稲吉④  
14 大森③   大森③   大森③ 福田②
15 山口④   山口④   山口④  

感想

 帝京大学戦

フィジカルモンスター健在
かつての強かった帝京でした。宮本監督と西田主将の時の帝京戦の再現を夢見ておりましたが、
細木キャプテンが出場していなくてこれですから、恐るべしです。


個人的にショッキングな試合でした。
この日はテレビ観戦でしたが、帝京は全員がペネトレイターになりそうでした。だれにボールを持たせても怖い。その上、モールという絶対的な武器があり、ペナルティーを得るとラインアウトでモールという型にはめてきました。
その上、アンストラクチャーに強く、射程距離が長いため、簡単にトライを決めていましたね。

同志社は久々にワクワクするよいチームでした
一方、同志社はよく訓練されたチームでした。今いるメンバーで最大限のことができたでしょう。Disciplineもありました。
和田、山口がボールを持てば確実にゲインラインを切っていましたし、ワクワク感のあるチームでした。南主将の献身的なタックル、田村主将のゲームメイクも光りました。
4回生は、タックルで花園を沸かした和田。代表でも活躍した田村、木原、稲吉。サイズはないため代表に呼ばれなかったとしか思えない山口。スピードスターが目白押しな世代でした。
今年は昨年度の選手権辞退から、春の天理戦勝利と中興を果たした世代になると思います。

しかし、そうした同志社の強みを上回る帝京のフィジカル。もうこれは仕方ないです。

同志社の課題
大学スポーツについては、外野があれこれいうべきでないと思います。各大学それぞれの制約条件の下で運営しています。公平ではないです。もっとも、プロスポーツについても完全な公平性などはなく、それぞれの条件の下でやっています。ここは考え方としてはアドラー心理学の課題の分離が適切だと思います。大学からの資金が足りないことを、選手が嘆いても改善する訳ではありません。通学時間や食事などもそうです。そこは、大学やクラブ幹部の課題と割り切って、チームはできる中で最大限のことを工夫して実施する。
そういう意味で、今年のチームは十分な成果を出してくれたと思います。もし日本一を目指すならば、これ以上の強化は大学側がやるべきことでしょう。

筋肉の前に骨
特に1〜10までのフィジカルを相当上げる必要があるでしょう。
ここからやや奇抜なことを書きますが、
フィジカルといえば、筋トレをやれという話になるかと思います。しかし、それは間違っているということです。
間違っている訳でもないのですが、骨と筋肉で言うなら、まず骨です。筋トレでは補えない骨格の部分で、差があると思います。力を発揮するのは筋肉の作用は大きいのですが、骨の作用も大きいです。(以下の写真は骨格の話とはずれますが、このような考え方もあります。あくまで参考まで)


驚愕!米俵5俵を担ぐ女性! 昔の人は何て力持ちなんだ!: 食と健康 (cocolog-nifty.com)

骨は身長もそうですし、体幹に関わる部分。骨格は大学生で成長は望めないので、リクルートで集めてくるしかないでしょう。実際、大学のリクルーターはそこを見ているとも言われています。
黄金時代に比べてレベルの上がる大学ラグビー。フィジカルで差があると、勝負にならないのは今年の結果が示しています。
最も、筋肉の部分も、同志社は多くの学生は通学の影響で時間の確保が難し状況続いていると聞きます。こちらも抜本的な変革は必要でしょう。

課題の分離で、大学側やクラブ幹部の課題でしょう。しかし、クラブ幹部が誰なのか、大学側と話をできるのが誰なのか。部長、副部長、ヘッドコーチの意見が通る状態にまずすることでしょう。

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