関西リーグ06

日付 10/1 10/8 10/15 10/29 11/12 11/19 12/2
相手 立命館大学 関西学院大学 近畿大学 龍谷大学  天理大学  京都産業大学   大阪体育大学
得点 33-17

 7- 5
26-12

54-10

19- 5
35- 52

17-16

 7- 6
10-10

63-23

21-18
42- 5

33-18

 7-18
26- 0

12-17

12- 7
 0-10

14-26

14- 0
 0-26

場所 花園T 花園T 花園T 宝ヶ池 長居U 花園T 花園T
大槻A   大槻A   大槻A   大槻A   大槻A   大槻A   大槻A 小野田C
太田A   太田A   太田A   太田A   太田A   太田A   太田A  
星野@   星野@   星野@   星野@   星野@ 岩崎B 岩崎B   岩崎B  
川嵜B   川嵜B   川嵜B   川嵜B   川嵜B   川嵜B   川嵜B  
前川B   前川B   前川B   前川B   林C 高島@ 前川B   前川B  
林C   林C   大原C   林C   大原C 前川B 林C   神農A  
神農A   神農A   神農A   神農A   神農A   神農A   林C  
深澤C   深澤C   沢田A   沢田A   沢田A   深澤C   深澤C  
時枝@   時枝@   飛野C   時枝@   時枝@ 東郷@ 時枝@   時枝@ 東郷@
10 才口A   才口A   才口A   才口A   才口A   才口A   才口A  
11 露口B   菊武A   川端@   桑原C   桑原C   菊武A   菊武A  
12 釜池A   釜池A   大橋C   大橋C   大橋C   大橋C   大橋C  
13 大橋C   大橋C   南@   南@   南@ 菊武A 桑原C   釜池A  
14 宇薄B   宇薄B   宇薄B   宇薄B   宇薄B   宇薄B   宇薄B  
15 宮本Ak   宮本Ak   宮本Ak   宮本Ak   宮本Ak   宮本Ak   宮本Ak  


大阪体育大学 12/3記

「日本一は目標でなく、約束です。」
  深澤主将の亡き中山亮太君への誓いの言葉ではじまったシーズンでした。本当ならこの試合を一緒に戦っていた彼。彼の分まで、その思いは伝わってきました。
  ここまで、私個人としても映像以外では観戦する機会のなかったシーズンですが、春からの苦戦は伝え聞いていました。深澤主将、大橋副将ら4回生の重責を思うとき、彼らがラグビーを楽しめているか気がかりでした。 昨年は、4回生が15人の半数以上を占めており、しかも彼らは下回生からチームを支えた選手たちでした。彼らが抜けた今年、本当の意味で新しいチームなりました。

 この試合の前に同じグランドでジュニアの試合が組まれました。奇しくも同じカードでした。点の取り合いになりましたが、FW、BKともに元気なところを見せてくれての快勝でした。久しぶりの観戦でしたが、BKの独走トライや華麗なステップも見られ、やはり同志社ラグビーは健在だと思わせるのに十分でした。

 Aリーグの大阪体育大戦の頃には、ジュニアの後半から降り出した雨が強くなってきました。前半は同志社、大阪体育大ともに、BKに力のあるチームで、BKへ展開を図りますが、両チームともハンドリングエラーが目立ちました。ただし、ゲームをコントロールしているのは同志社でほとんどの時間、相手陣でした。同志社FWが意外と強いというのが実感でした。セットでは、ラインナウトは林、前川がよくとっていましたし、スクラムの劣勢も感じませんでした。FWのディフェンスもよかったです。大阪体育大が反則でチャンスをつぶしていたせいもありますが、FWが優勢で圧力をかけていたのが、前半の14−0だったと思います。
 HBに関しては会場でもいろんな意見がありました。球さばきなどのスキルの面では1、2年生HBの時枝、才口は圧力のかかる中で、よくやっていたと思います。ただし、状況判断に関しては疑問もあります。ラインが余っているのに球出しをしない場面や、その逆の場面が気になりました。BKが止まってボールをもらう場面も多かったですが、これはHBだけの問題ではないでしょう。言えるのは少しだけ経験が少ないということでしょう。それを克服するのは、後ろからの指示だと思います。この日は観客が少ないだけに、声が通らないことはないでしょう。コミュニケーションの意識自体が不足していたかもしれません。これからの試合では、大観衆での試合になりますので、それを想定してしっかりと意思疎通を図る意識が必要だと思います。

 ともかく、前半はFWが優勢で、BKをよく走らせました。雨で無ければ、さらに1、2トライとれていたと思います。

 ところが、後半は天国から地獄に落とされたようでした。大阪体育大がFWを前面に押し出す戦法に変えてきました。これははっきりした変化でしたが、これに対応できなかったのがすべてだったと思います。モールのよいチームには縦長の形を作らせたら対応できないので、ラインナウトからのモールでは初期につぶす必要がありますが、簡単に組ませていました。大体大のラインナウトではスタンドからは投げる前からジャンパーがよくわかりましたが、対応できていませんでした。課題はモールよりも、相手ボールラインナウトでしょう。
 前半の大阪体育大のイメージが強すぎて、FW中心に対応できなかったように思います。一方、オフェンスでは、浅いラインを引いている分、FWが押し込めていない場合は窮屈になっていました。FW優勢の場合は浅いラインは抜けやすいですが、この試合では裏目に出ていたような気がします。

 

次は大学選手権です。
 大阪体育大に対して、FWの力負けはしていないです。後半の点数差は実力差ではなく、対応力の差だと思います。これは克服できるはずです。ただ、今日見せたいくつかの弱点を相手はついてくるでしょう。克服できないと先がないのも事実でしょう。
 まだまだ約束を果たすことはできます。苦しいでしょうが、あきらめなければ、チャンスはあります。そのプロセスを中山君は見てくれていると私は思います。それを応援させてもらいます。
 

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