’2003を振り返って
メールおよび掲示板に頂いた2003年度の@良かった点、A反省点、B来期に向けてのご意見を独断でまとめてみました。どの方のご意見も行間に深い思いが詰まっていて、箇条書きにできるようなものではないと痛感しました。メールはご紹介することはできませんが、掲示板の方はどうかご参照ください。
技術面 |
チームづくり等 | |
@今シーズン良かったこと |
・チームとしての完成度が高かった |
・スタッフの充実 ・フルタイム監督 ・監督主導のチーム作り ・チーム全体のベクトルの一致、まとまりのよさ ・ファンも巻き込んで会場の雰囲気をつくれたこと ・シーズンを通して、試合毎に進化できたこと ・夏合宿での基本練習徹底 ・9月の東京遠征 ・ヘッドキャップをつける選手が増えたこと ・練習を良くしたこと
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A今シーズンの反省点 |
・経験不足、国立の不慣れ ・ゲームプランの未熟 ・局面での勝負弱さ ・闘争心、荒々しさの欠如 ・泥臭さの欠如 ・個々の強さの不足 ・反則が多い ・玉際の弱さ ・モールの弱さ ・ラックでの倒れ込みの多さ ・スクラムの弱さ ・集散の遅さ ・リスタート時の未対応 ・不用意なキック ・組織的なディフェンスができていない ・フロントスリーに頼りすぎ |
・施設面が(他校と比べて)不十分 ・1回生があまり登場しなかった ・相手チームの分析 ・夏合宿での実戦練習の不足
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B来シーズンにむけて |
・同志社オリジナルの戦術の開発 ・選手層を厚くすること、チーム全体としてのベースアップ ・FW全体のパワーアップ、FWに核を作る ・戦術の強化 ・ラックの多用 ・キックでの陣地取りを極力少なく ・玉際に強くなる ・フォワードの重量 ・スクラムの強化 ・ディフェンスの強化 ・強さを感じるタックル ・スキルとしての反則防止 ・セットプレーの精度向上 ・CTBのクラッシュ ・WTBのボールを持っていないときの技術 |
・社会人との試合を増やす ・高校生のスカウティング、セレクション枠 ・食事面での充実 ・筋トレメニューの専門的な指導と体調管理 ・ジュニア、コルツの指導陣の強化 |
皆さんの意見を読ませて頂いて感じたことは、同じことでも「良かった」か「反省点」で分かれていることがあったことです。その理由は過去のシーズンと比べて、改善が見られれば「良かった」ととらえる方もおられれば、まだまだということで「反省点」に入れられた方もいらっしゃったことがあると思います。
また、今シーズン、フロントスリーがディフェンス面で健闘したことは間違いがないですが、これを素直に評価する意見と、負荷がフロントスリーに集中したことを課題とする意見に分かれました。
たくさんのご指摘がありますが、現状の同志社でこれをすべて実現することは不可能です。
しかし、完全なチームはできないくてもよいのだと思います。また、そんなチームができればおもしろくないし、それを望まれているわけでもないでしょう。不完全なものの方が愛されると思います。
チームスタッフや選手達がひとつひとつ悩んで作り上げるくせのあるチームを2004年度も期待したいと思います。
たくさんのご意見ありがとうございました。