ペナルティの多さから試合の流れに乗れず、相手のペースで進めてしまうことになった。京都産業大学さんのようなトップを目指すチームとの対戦ではさらに厳しいですよね。
やはり強豪校との実戦不足が露呈したかたちです。
ただ、選手個々には、やろうとした事やるべき事は頑張ってたと思いますし、春に比べれば「何とかせなあかん、どうにかしよう」と問題意識や意欲を持って取り組んでこられた様子が感じ取れました。個人の感想です。
キックやパント処理、カウンターの切り替え、タックルの意識の高さなど、随所に光るプレーが見られたので、そこを磨きチームとして機能してくれば良くなるはず。
応援しかできませんが、何とかしたいと頑張っている限り、弱くても応援したいと思えるチームです。
いかんせん、今更ここで言ってもと思いますが、部全体の組織力が弱体化してるんだなあと改めて痛感致しました。
FW平均体重 産106.0kg vs 同101.3kg
FW合計体重 産848kg vs 同810kg
2列3列身長 平均差5.4cm
産 180-186-190-187-184 平均185.4
同 182-180-175-180-183 平均 180.0
ストラクチャー(チームの構成)やサイズから見れば、それらの数値を満たす人材を揃える、育てる、リクルートの課題、それにはOBの組織力、結束力、大学の支援の問題の解消が不可欠ですが、こればっかりはもうどうしようもないのですね。
小さいチームが走り回って勝つというのは、
創意工夫としては理解しますが、根本的に相手も強く重いうえに走れるので、無理なのはわかってるはず。
これは揃えられない組織、大人の責任です。
それでも、フィールドに立つ選手たちが、何とかするんやで頑張ってる限り、応援し続けたいなと思います。
現場の選手にはこの先も悲観せずに意識を高めて、ひとつでも勝つ喜びを実現して欲しいです。
関東の学生が自分の大学の練習の厳しさを説明する時に、「うちは東の京産と言われてるぐらい練習が厳しい」といらしいです。
現地には行けなかったので、映像で確認しました。
FW戦が惨敗でした。スクラムもよくないですが、それ以上にモールディフェンスができないので、ペナルティから容赦なく狙われていましたね。今年の産大の情報は知らない者から見ても、毎年のチームがまずはそこから崩してくるので、中尾監督は百も承知のはずがその対策ができていませんでした。
同志社のオフェンス時も、寺北主将に1発で流れを変える力がなく、主将だけでなく誰にもなく、相手にはポルテレ選手と言う核があり、ダメだと早々に思ってしまいました。主将は退いた後の方が、むしろモールは押せていたのかもしれません。
BKはSH藤田選手のところで流れが切れるので、切り札大島選手もゲームメイクができず。ボールを動かすことにしか活路のないチームでハンドリングエラーを繰り返すと絶望です。これは練習するしかないが、すぐに上手くなるものでもない。
天理戦は1週間後なので、大きな変更はできないでしょうが、後半からの長島選手は出られるなら前半から出して欲しい。藤田選手はFBに下げて、石田選手の方が良いように思いました。
ただ、選手の起用方法でなんとかなるレベルでもないと思います。
苦しいですが、オフェンス時間を長くするための方法を考えないといけないでしょう。