同志社はやろうとした事はやろうと頑張ってたと思いますが、関学FWの圧力が想定以上に強力でした。想定を上回る差でした。
関学は前節の反省から、しっかり修正していましたし、落ち着いていて接点でのボールの争奪戦でも常に優位にたっていました。
関学のミスはイージーミスでしたが、同志社のミスは圧力を受けてのハンドリングミスで、攻撃にリズムが出せませんでした。
フィジカルの差を改めて痛感した一戦でした。
フィジカルに課題は有りますが、ボールを動かす、起点からの仕掛けを早く全員で走ってフォローする、と取り組んできた事は反映されてきていますので、敗戦で全て否定せずに、継続して磨いていただきたいなと思います。
相手圧力を受けてミスするなというのも酷ですが、そういう圧力を受けるのは想定の範囲内で、それでも繋いで対処するにはというところが、次戦以降の課題だと思います。
次戦以降も近大、関大とフィジカルでよく鍛えられたチームとの対戦が続きます。
フィジカルは急激に強くはなりませんので、現状としては、想定と対処、で工夫するしかありません。
実際、ハンドリングミスさえ無ければ行けたのにというシーンは数多く有りました。相手圧力に動じない対処さえ出来たらなと。
簡単に言うなよと、怒られそうですが、そこが惜しいかなと思います。
よく走れますし、モンスター級がいなければ、相手より早く足も止まりませんので、それをどう勝利に結びつけていけるか。
FW陣の奮起は欠かせませんが、15人で工夫して欲しいです。
産みの苦しみ、ここで踏ん張れるかどうか。
やってる事、やろうとしてる事は間違っていないはずですし、そこにフィジカル強化が足りないのは仕方ないにしても、前を向いて頑張りを継続してもらいたいなと願っています。
帰りに、ラグビー部OBの方と一緒になったので、感想を聞きました。
天理戦よりも同志社の出来が悪くて、ファーストタックルで仕留められなかったので、終始劣勢になった。スカウティングしてきたのかなとのコメント。
素人が加えることも特にありません。
ただ、感想としては、同志社はよく動くチームになった。が、いかんせんフィジカル負けしている。ただし、両チームの体重だけ比較するとお大きな差があるわけでもなく、筋肉量なのでしょう。フィジカルに勝る関学も動けるチームなので、フィジカル負けしている印象です。
宮本監督時に、フィジカル重視で動けなくなった反省で、今度は逆に大きく振れている印象ですが、フィジカルと機動力を両立させないと勝てないでしょう。
同志社には良い選手が入っていると言われますが、本当のトップレベルは来ていないと思われます。留学生がいない同志社で、世代No.1クラスが数名は来ないと、フィジカルと機動力は難しいのでしょうね。
今日も明るい未来は想像しにくい現状を見せられましたが、頑張っている選手たちには感謝しかありません。同志社の皆さんが頑張ってくれることを祈ります。