日本のラグビー人口は以下のHPによれば、世界4位です。一方、ランキングは14位。しかも、代表には実質的に外国出身選手が半分以上いますので、実質の競技人口はもっと多いかもしれません。見方を変えれば伸び代は大きいと言えるかもしれません。
https://honkawa2.sakura.ne.jp/3989b.html
一方で、競技人口は減少傾向にあるとされます。高校ラグビーの放送でも、1チーム組めない高校が増えていると何度も警鐘を鳴らされていました。
https://kencoco.com/media/articles/85868
JRFC登録が9万人台で、競技人口はその倍の18万人。これは、野球、サッカーの700万人の2.5%。世界全体でも300〜500万人とされていますから、世界ラグビーが日本の野球やサッカーに及びません。興行的に、また大学、高校などの組織が力を入れるスポーツとしては、マイナーと言えるでしょう。
ラグビーファンとしては、力を入れる企業や大学の存在は大変ありがたいことです。しかし、企業はスポンサーとして持ち出しでラグビーを支えている以上、業績が下がれば、サポートを維持できなくなります。ここからはスポンサー企業は大きく変わると思います。
今は国内では半導体しか伸び盛りの業界がないとされます。これまでのように、国が伸びている時のスポーツと、これからの成熟期もしくは最悪衰退期のスポーツのあり方は変わっていかざるを得ないでしょう。リーグワンが維持できなくなり、外国出身選手は減っていくと思います。もしかしたら、再びカレッジスポーツが前面に出ざるを得ないかもしれません。
それがずっと先であることを祈るばかりです。
半導体にしても、日の丸半導体も建設スタートしていますが、目下はTSMCを誘致するしか有用な策はないようです。鉄や造船もアジアでも抜かれて、自動車が売れなくなると、日本はいよいよ工業国としての国際的地位が危うくなります。水素、アンモニアで、EVに対抗できるか、トヨタにかかります。
ご主旨のとおり、日本国に経済力があるからこそ、ラグビーを始め日本のスポーツは国際的に強くなったのは確かです。ここからは、日本の若い方には、日本の未来のために技術開発を頑張っていただきたい。そのための援助を国を挙げて進めるべきでしょう。学校法人同志社への小生の期待は大きいです。
日本と同志社ラグビーがダブって見えます。
どちらも、かつては、にくいほどに強かった。
同志社ラグビーの黄金期の頃の方に聞くと、「当時はそんなに練習しなくても、他がそこまでラグビーに力を入れてなかったので、勝てた。今の同志社の学生の方がよほど頑張っている」
これは、日本経済にも同じことが言えそうです。
そういう意味では、復活という言葉は相応しくないかもしれません。新しく黄金期を築きに行きたいです。